音楽知識ゼロからのHIP HOP DTMビートメイク(環境構築編)




作曲をはじめよう

筆者はMPCという一昔前の人たちがHipHopのビートを作るためによく使っていた機材を使ってビートメイカーになるべくフィンガードラムとビートメイクの授業を受けていたのだが、そのときに講師にMPCだけでビートメイクをするのはなかなか難しいし、効率も悪いと聞いていた。

筆者が使用しているMPC ONEにはタッチパネルが搭載されていて、ある程度ビートメイクしやすい環境にはあったが、確かにピアノロールの入力はしづらいし、色々な音源の管理をタッチパネルだけで操作するのは不効率であると感じた。

そこで、今回PCを利用したDTMに移行することにした。

DTMを始めるには様々な機材・ソフトウェアを揃える必要があり、初めはそれら一つ一つの要素の必要性もイマイチ理解できない。

今回はこれからDTMを始めようという人に向けて、筆者が用意した機材・ソフトウェアについて、購入の目的に言及しながら紹介しようと思う

なお、今後必要になって追加購入した機材・ソフトウェアについては改めて加筆する。

筆者が用意したもの

DTMを始めるためには機材・ソフトウェアを揃える必要があり、それなりのカネがかかる。そして、かけようと思えばいくらでもかけることができる。

しかし、買ってはみたものの使い方がわからないとか、なかなか使わないとか、無駄にしてしまった経験がある人も多いのではないだろうか。

ニッチな世界であるため一般的に身近に専門家はいないので、慎重に調査を行い、必要なものだけをセレクトすべきである。

筆者は関係していたDTM講師、YouTube動画、Web検索結果を情報源とし、以下のコンセプトで機材・ソフトウェアを集めることにした。

  • よりプロ環境に移行するときになるべく無駄にならない
  • いずれ必要になるものは思い切って買ってしまう
  • 時間コストをなるべくかけない

DTMソフトウェア

作曲をするための全般的な環境となるソフトウェアであり、ここに音を記録して積み重ねることで曲が完成する。無償のソフトウェアもあるが、機能的に不十分であったり、移行するときに画面構成を覚え直す時間コストもかかったりするので、長く使えるソフトウェアが望ましい。

Image-Line Software FL Studio 20 Signature

筆者の現在の作曲環境はWindowsであり、その前提でHipHop作曲によく利用されているソフトウェアを選択した。

今後Macに移行する予定だが、FL StudioはMacでも使えるし、複数台にインストールすることも可能で、さらに永久無償アップグレードが可能であるので初めての購入にはカタいソフトウェアと言えるだろう。

筆者は解説本がバンドルされているものを購入したが、利用者が多いソフトウェアであるため、YouTubeやWeb検索などで使い方を調べることも可能だ。

プラグイン

DTMソフトウェアだけでは機能的に不十分な部分があるため、機能を拡張するためにプラグインと呼ばれるソフトウェアを追加で購入することとなる。

Serum

シンセサイザー音源のプラグインであり、定番中の定番でYouTubeなどでDTMの解説を見ると当然のように利用されている。かのカニエ・ウェストが違法ダウンロードして利用していたのではないかとの疑惑が生じたことで大ニュースになったことでも有名なソフトだ。本格的な音作りをする上では必須のプラグインと言えるだろう。

Scaler 2

コードおよびコード進行の入力のサポートを行うためのプラグイン。誰しもが使っているわけではないが、スケールがわからないと使える音もわからないし、コードがわからないとコードとコード進行の入力もできないので、筆者にはとても有用である。もちろん別途本質的な学習を行ない、こういったソフトウェアのサポートなしで作曲できる体制を構築すべきだろう。

RC-20 Retro Color

これはエフェクトプラグインと呼ばれるもので、入力した音にエフェクトをかけて音色を変化させるものである。当該プラグインはHipHop作曲にしばしば利用されている定番品であ利、ヴァイナルやVHSなど、レトロな音色を作り出すことができる。

Addictive Drums 2 Custom XL

ドラムキットのプラグイン。これも定番で、生音感が素敵な上に動作が軽いという定評がある。当該プラグインはADpak(ドラムキット)・MIDIpak(ドラムパターン)・KitpiecePak(追加キット)の3種類により構成されている。

ドラムパターンををシーケンサーにドラッグ&ドロップすれば、自ら打ち込まなくても本格的なドラムパターンが作り込めるので便利だ。

高額な全部入りのパッケージを購入しなくても、コンテンツのバラ売りがされているため、一部だけの購入・利用ができるようになっている。XLはユーザーがADpak・MIDIpak・KitpiecePakを6種類ずつ選択して購入することができるバンドルである。

MIDI入力用機材

YAMAHA ヤマハ/PSS-A50 ポータブルキーボード

PCに接続しなくても本体にスピーカーがついているので持ち運んでその場で演奏もできるし、沢山の楽器の音色がセットされているので、音の確認がしやすい。ついでに音色もとても綺麗だ。

ただし、OCTAVEボタンで音域を動かすことは可能であるが、37鍵と両手で自由に演奏するには物足りない鍵盤数ではある。

今後本格的なMIDIキーボードを購入するにしても、スピーカー付きキーボードはずっと使えるのでとてもオススメだ。

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Akai Pro MIDIキーボード 25鍵USB ベロシティ対応8パッド音楽制作ソフト MPK mini mk3

MIDIキーボードランキングでいつも上位にいる定番品。25鍵と非常に鍵盤数が少ないが、コンパクトだしパッドもついているのでドラム入力などにも対応している。

Akai Professional USB MIDIコントローラー 16パッド 4フェーダー 音源ソフト付属 MPD226

MPC慣れしていることもあり、ドラムのリアルタイム入力用に購入した。使いやすいが、シーケンサーに直打ちでも問題はなく、マストではないと感じた。

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Akai Professional FL Studio用 64パッド USB MIDIコントローラー/RGBクリップ/ドラムパッドマトリックス Fire

FL Studioのシーケンス入力に特化した製品。マウスでカチカチとオンオフ操作するよりも簡単かつ直感的に操作できるが、これもマストではないと感じた。

音源・音楽素材

HipHopが好きな人であれば、大ネタのサンプリングをベースに作曲をしたい気持ちでDTMを始める人も多いだろうが、そこには著作権の問題がある。

せっかく大ネタを使って素晴らしいビートを作っても原曲の作曲者との契約がなければ楽曲を公開することができない。

一方、どこまで使っても大丈夫なのかということについて明確な判例は国内では存在しないようなので、色々な作品が生まれてゆくうちに何秒までなら大丈夫とか、加工すれば大丈夫とか、今後利用可能性の議論が進んでゆくことだろう。事後的な追認もあるかもしれない。

筆者はこの問題によりかなりビートメイク熱が冷めてしまったが、いずれレベルが向上して正式にサンプリングしたビートを公開できる日も来るかもしれないので、一旦は著作権を考慮しなくてはならないサンプリングは行わないことで作曲の技術向上に努めることにした。

splice

spliceはサブスクリプション型の音源・音楽素材配信サービスであり、このサイトで購入した音源・音楽素材は自身の楽曲に使用して販売することができる。

プロのミュージシャンも利用しており、業界のスタンダードになっている。

なお、上述のSerumやRC-20の試用や分割購入を行うこともできる。

以下のアフィリエイトリンクから契約すると100サンプル分のポイントを入手できる。筆者のアフィリエイトリンクを踏むのが嫌だと思ったとしても、そのまま登録するのはもったいないので、誰かのアフィリエイトリンクから登録した方が得策だ。

その他の機材

一旦は打ち込みだけで完結という人は不要かもしれないが、楽器やマイクを接続して取り込みたい人は以下のような機材も必要となるだろう。

ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー オーディオインターフェース 3チャンネル AG03

これもまた定番品だが、配信に使いやすい機能を一通り備えているため購入した。PCへのマイクの接続のために利用している。楽器を使ってアナログ音源を取り込む予定の人も必要となるだろう。

888M マランツプロ コンデンサーマイク 配信 録音 ウィンドスクリーン スタンド XLRケーブル付属 単一指向性 Mac PC【Amazon限定ブランド】MPM-1000

こちらも定番品のコンデンサーマイク。価格も手頃。ダイナミックマイクに比べて感度が良いとされている。また、XLRケーブルでの接続となるが、USBだと接続できない機材も多いのでこちらを利用している。

ROLAND VT-4 Voice Transformer ボイストランスフォーマー

声のピッチを変えたり、ロボット声、ボコーダー(ケロケロボイス)、ハーモニーなどのエフェクトをかけることができる機材である。

筆者はボコーダーを利用したかったため購入した。

なお、「バ美肉(バーチャル美少女受肉)」に利用しようとして購入している人が多いようだが、当該目的においては「バ美声」というフリーソフトに負けているとの意見も多いようだ。筆者の声もかなり低い方なので、女性の声質に変化させることは難しかった。

とても使いやすいと感じるが、ソフトウェアのエフェクターもたくさんあるし、必ずしもこれをセレクトする必要もないだろう。

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