情報処理技術者試験の高度試験で午前Ⅰのみ受験して免除をもらおう!




高度試験の概要

情報処理技術者試験において、いわゆる高度試験や高度区分と呼ばれる試験は下記の赤枠の試験で、この試験の中においては最も高いレベルに位置する。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

ITストラテジスト試験(ST)、システムアーキテクト試験(SA)、プロジェクトマネージャ試験(PM)、ネットワークスペシャリスト試験(NW)、データベーススペシャリスト試験(DB)、エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)、ITサービスマネージャ試験(SM)、システム監査技術者試験(AU)、情報処理安全確保支援士試験(SC)と沢山の分野があるが、どれも午前I、午前II、午後I、午後IIという4つの試験についてそれぞれ全てが60%以上の得点率で合格となる(論述式試験はランクAで合格)。

なお、それぞれの試験について出題形式に違いはあるが、実施時間は同じである。

なお、1日で終わる試験ではあるが、午前Iから午後IIまで受けると5時間という長丁場となる。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_3.pdf

午前Iが邪魔

情報技術者試験の高度区分は応用情報技術者試験までとは異なり、ジャンル別に試験区分が細分化されている。

例えばデータベーススペシャリスト試験なら、データベース系の知識に特化した試験になる。

ところが、どの区分にも共通して、「午前I」という「オールジャンル」の試験がある

午前Iはちょっとした準備で十分に合格水準に達するものの、特定のジャンルに絞って勉強したいのに関係ない勉強をさせられるのはやはり苦痛である。

免除を得るには?

その面倒な午前Iは下記の方法により免除を受けることができる

下記のいずれかの条件を満たした場合、その後(2年間)の受験申込み時に申請することによって、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することが可能です。

①応用情報技術者試験(AP)に合格
②情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
③情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/koudo_menjo.html

気を付けて欲しいところは、いずれかの条件を満たしても永久的に免除されるわけではなく、免除期間は2年間に限定されていることだ。

俺は数年前に応用情報技術者試験に合格したので①を満たしたのだが、そのうち高度区分でも受けようかと思っているうちに期限切れを起こしていた。

免除があった方が有利

結構な割合の人が免除者なので、一緒に受験している免除者が特定のジャンルの勉強に特化している中で自分がオールジャンルの勉強をさせられるのは不利だ。

また、試験当日の朝も1時間遅くスタートできるので、長期戦が少しでも縮まるのはありがたい

更に、午前I以降の試験を受けている時に午前Iの出来が怪しかったかもなんて思い始めたら精神的に悪影響が出るだろう。

このように、免除があった方が圧倒的に有利だ。

一番手っ取り早く免除をもらうには?

今後、高度試験を受けたいなと思って、最もラクして午前Iの免除を得る方法は何かを考えてみた。

上記要件の②はまずないので、①か③だが、高度試験の午前Iのための勉強はかなり短時間で済むようなので、もう一度応用情報技術者試験に受かるより、

③情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/koudo_menjo.html

コレが最短であることがわかった。

何故なら、応用情報技術者の午前レベルの1時間で終わる試験で、6割取れば良いだけだからだ。

これなら超短期間で対応することができる

なお、免除を得るまでの最も効率的なプロセスは下記の通りだ。

  1. 適当な高度試験に申し込む
  2. 午前Iのみ試験対策をする
  3. 当日は午前Iを受験してすぐに帰る

当日、他の受験生がその後の試験も受験する中で帰るのはなんとなく切ないが、次回に不利な条件から抜け出して受験を行うためだと割り切って、気にせずにさっさと帰ろう。

午前Ⅰ免除合格体験記

2019/10/21実施の秋期試験に行ってきた。

結果は「合格」だった。もちろん午前Ⅰだけだ。

高度区分の午前Ⅰ試験のみに挑みに行った時のステータス

・午前Ⅰ用の市販テキストを利用
・午前Ⅰ免除が目的で、午前Ⅰ以外の勉強は一切していない
・勉強時間は結果として4時間
・数年前に応用情報技術者試験合格の実績はあるが、具体的な内容はほぼ覚えてない
・公認会計士試験で経営学を勉強したことがあるので、ストラテジ系は勉強しなくてもわかるレベル

試験への意気込みと対策

今回のコンセプトは「いかに効率的に合格するか」であった。

どうせ暗記モノは覚えても忘れるし、無用に時間をかけても仕方がない。

目標勉強時間は10時間。

・・・と思っていたら、惰性で前日を迎えてしまった。

使用した参考書

参考書については種類はいくつかあったが、コンパクトで内容もまとまっている下記のものを使用した。

感想

勉強を始めてみたら案外結構忘れていて、前日だけでは流石に厳しいと思った。

なんでこんなに忘れているんだろう?と思い、理由を考えてみたが、

  • 応用情報技術者試験に合格したのが数年前であるため記憶が薄れている
  • 本業がITではなく、日々知識を使わないので忘却スピードも早い

こんなところだろう。

要は相当忘れていた。

まあ、ペーパーテストなんてこんなもの。

とは言えきっと6割くらいはいけるだろうと試験会場へ。

やっべ、これはあやしい(笑)

・・・と思っていたが、結果は合格(笑)

結論

過去に応用情報技術者に合格していても流石に4時間では足りなかったので、運次第では落ちていたかもしれない。
体感では、10時間くらいあれば8割は取れる状態に仕上がったのではないかと思う。

ただ、それが特定のジャンルに絞った勉強の足枷になるのはやはり不利だ。

受験料5,700円を払って午前Iの免除だけ得るというのは少しもったいない気もするが、多忙で試験勉強の負担を減らしたい人や、コアの部分に集中して試験勉強をしたい人にはオススメの方法だ!

なお、午前Ⅰ合格者にはこんな感じのハガキが届く。

コレに午前Ⅰ通過者番号が書いてあるので、申込時に入力すると晴れて午前Ⅰ免除だ!

いずれ何らかの高度試験を受験してみようと思うので、その際にまたレポートしようと思う。




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