高い能力と、十分な経済力と、少しのウィットを。

フィリピン語学留学に行ったら猫に噛まれて狂犬病の恐怖に震えた話




フィリピンに行った

数年前、語学留学でフィリピンに行くことになった。

1ヶ月の短期留学だ。

場所はフィリピンのセブ島。

English Fella2という学校で、写真を見る限りメチャクチャキレイだった。

セブはリゾートのイメージしかないが、リゾートなのはマクタンだけで、学校のあるあたりのタランバンの街並みはそこそこ荒れてる。

歩道はぬかるんでるし、野犬が集団で走り回ってるし、最初は

うわっ、世紀末じゃん!

と思った。

(これも単に環境変化を受容できていなかっただけで、帰る頃にはこの街並みが愛おしく思えたが。)

だが、学校に一歩踏み入れれば、

そこは楽園。

校門の中と外では凄まじい違いだ。

English Fella2では快適な学生ライフを送ることができる。

集中して英語の学習にコミットできる環境が整っている。

そしてプライベートでは短期間の人が多いながらもその中でボス猿争いのマウンティングや、甘酸っぱい恋模様を見たりと、まるで高校生に戻ったかのような気分だ。

社会人になってから久しく味わってない感覚に興奮した。

オリエンテーションにて

スクールバスで学校に着くと、バッチメイト(同じ日に同じ学校に入学する同期)と一緒にオリエンテーションを受けた。

学校の話を一通り終えると、最後に狂犬病の注意喚起があった。

狂犬病という言葉からは犬から感染しそうな病気に思えるが、犬以外にも猫からも感染するらしく、動物には触れてはいけない旨の説明を受けた。

予防接種もしてこなかったし、

めちゃくちゃ気をつけよう!

と心に決めたのであった。

外食してたらまさかの…

シシグめっちゃウマい

そんな緊張も1週間もすれば慣れるもので、いつのまにかジプニー(激安のバスのようなもの)に乗ってアヤラモール(ショッピングセンター)に行ってみたり、現地料理を色々食ってみたりするのが普通になっていて、完全に気が抜けていた。

とある日、Benjamin’s Placeという近くにある居酒屋でメシを食っていた。

一階が完全に外というか全席テラス席みたいな感じで、野良猫がエサを求めてめっちゃウロついてる。

せっかくだからとガッツリと沢山オーダー。

シシグという肉料理とサンミゲルビールが本当によく合う。

いい感じに酔っ払っていたら、足元で何かを感じた。

痛っ!

よく見ると野良猫が足元に。

シッシッ!とやると、どこかに消えていった。

その時は酔っていたし、特に何も思うことなく過ぎ去った。

2日後、ヤバいことに気づく

翌日は何事もなかったように過ごした。

そしてその次の日、シャワーを浴びた後にあることに気づいた。

あれ?足になんかできてるぞ?

よく見ると足に赤い傷のようなものが。

その瞬間、ゾワっと血の気が引いた。

えっ?

待て待て、そう言えば俺ベンジャミンで猫に足噛まれたような気がする。

つーか、オリエンで猫で狂犬病とか言ってたやん!

ソッコーで部屋を飛び出し、保健室的な所へ駆け込む。

保健室の先生的な人がしげしげと俺の足を見る。

俺は固唾を呑む。

そして、保健室の先生が口を開いた。

こんなの大丈夫でしょ。

みたいな事を言った。

なんだ、大丈夫なのかよ!

ホッとして部屋に戻ろうとすると、現地の日本人スタッフや他のスタッフが、いやいや、これヤバいんじゃないの?みたいな審議になる。

結果、医者に電話することになった。

しばらくすると医者が学校に到着。

俺の足を見るなり、

やれやれじゃないよ!

もうね、こんなポーズ。

そして、今すぐinjectionだね。みたいなことを言う。

何、injectionって?

あ、注射のことなのね。

もう一生忘れねえわインジェクションの単語だけは。

ん・・・?

そう言えば誰かさっき大丈夫とか言ってなかったか・・・?

おい、保健室の先生(笑)

危うくそのまま帰るところだったじゃないか!

そしてその後もめっちゃ普通にしてんじゃないよ!(笑)

その日はかなり落ち込んだが、色々な先生が心配して対応してくれて心強かったし、フィリピン人の優しさに感動した。

注射

それから俺はフィリピンにいるうちに、5回注射を受けなければいけないことになった。

そして、注射を打つぞと連行される。

ん?ここバンブーハウスじゃね?

同級生がタバコ吸ってる横でインジェクション

で、医者はまさかの

素手!

で注射をし始めた。

ちなみにバンブーハウスは

喫煙所(笑)

と言うね。

まあ文化の違いなのかね。

付き添ってくれたバッチメイトには注射を受ける方がリスクなんじゃないかと、注射を打つべきか再考すべきだと説得を受けた。

そりゃそうだし、俺もそう思ったけど、

狂犬病になったら100%死ぬ

から、その選択肢はなかった。

そしてそもそも、24時間以内に注射を打たないといけなかったらしい。

もう2日くらい経っちゃってますけど(笑)

気をつけよう!

そして、注射スケジュールを見ると更なる気づきが。

5回目の注射の予定日って、

俺もう帰国してるやん。

医者にその旨を伝えると、ああ、じゃあ4回でいいよと快く1回免除をしてくれた

ああ、それなら良かった。

ん?

こうして俺は全4回の注射を受けて帰国することになった。

幸い数年経った今もピンピンしているので、そもそも猫に噛まれていなかったか、猫が狂犬病を持っていなかったか、注射が効いて生き延びたかのどれかなのだろう。

いずれにせよ本当に良かった。

まとめ

狂犬病の恐怖に震えた夜もあったが、結局できるだけ善処して、あとは

めちゃくちゃ遊んだ!

たった1ヶ月だったけど、スパルタコースでがっつり英語の勉強をさせられながら休日はボホール島に行ってみたり、オスロブでジンベイザメと泳いだり、SMシーサイドでショッピングしたりと、病気の恐怖をすっかり忘れて楽しみまくった。

もう帰りたくなくて泣きそうになった。

先生も良い人ばっかりだったなあ。

帰り際めっちゃTHE BODY SHOPで買い込んで感謝を込めて配りまくった。

それに海めっちゃキレイだし、学生がいっぱいいるのでなんか若くなった気分で超楽しいし。

1ヶ月なんて本当にあっという間だった。

だが、帰ったら帰ったでやっぱ日本も良かった。

ちなみにマジで合わなかったのは学食。

もう見た目からしてキツい

この赤黒いソーセージだけは

マジでダメだった。

これが毎朝出てくるんだけど、色と味が無理で全然食わなかった。

上の写真も食いたくないけど記念のために一本取って撮影したものだ。

学食以外は何も申し分のない学校で最高の思い出だった。また行きたいな。

楽しい思い出ばかりで、だいぶ狂犬病の話からは逸れてしまったが、何だかんだこういうこともあるので、野生の動物には気をつけてほしい。

そして、気をつけていてもこういう突然のアクシデントもあるので、事前の予防接種をしておけば間違いないだろう。

とは言え、ビビって1つずつリスクを考えてもキリがないし、俺の周りで日本で事前に予防接種をしてから来た人はゼロだったので、一般的ではないようだし、そこまで警戒しなくても良いと思う。

ただ、実際に噛まれてしまった場合には俺みたいに放置をせず、すぐに狂犬病ワクチンの接種しよう。

日本国内では狂犬病は清浄化されているが、世界ではまだまだ根絶できていない病気で、未だに感染者もいるし、発症したら100%死ぬことになるため、迅速な行動が求められる

セブ島での語学留学自体はマジで最高だし、むしろ自由に遊び回れる大学生の時に来れば良かったなと思う。

一緒に勉強してた大学生で、この感動や刺激的な出会いの日々に味を占めて色々な国の短期留学を何度もハシゴしている奴も何人もいたし、最近の大学生ってそんななんだー、と勉強になった。

実際仕事してて英語使えるかどうかってかなり大きいので、一度くらい行ってみてはいかがだろうか。

まあ、こんな狂犬病の話した後に言うのもなんだが(笑)




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