高い能力と、十分な経済力と、少しのウィットを。

宅建は簡単!独学・1ヶ月で合格する方法




山田さん
「不」動産って言うからには動産ってのもあるのかな
後輩
マジっすか、センパイ経営学部卒業っスよね!?
山田さん
あっ、ググったら普通にあった・・・

「なんか今の会社も業績イマイチだし、俺もなかなか昇進しないし、AIに仕事奪われるかもしれないし、なんかやんないとやばいよな。」

「ギョーショでも取って独立する?」

「でも法律の勉強したことないしなあ。」

「まずはタッケンでも取ってみようかなあ〜」

なんて会話をどこかで耳にしたことはないだろうか。

丁度、今週カフェでそんな感じの話が聞こえてきたので、むかーし取った宅建の記事を書いてみようと思う。

合格体験記

まずは俺がどのような前提でどのように合格に至ったかを紹介する。

受験時のステータス
受験時の年齢:18歳
勉強期間:1ヶ月前後
勉強時間:100時間前後
学習方法:独学(参考書購入)
前提知識:なし

受験の動機は、友人が受験すると言っていたので一緒に受験したというところ。法学部ではなかったので法律知識はゼロだし、不動産知識ももちろんゼロ。何も知らないところからのスタートだった。

初めての資格試験だったということもあり、手応えはそこそこあったものの、答案が回収されて行く中で前の席のおじいちゃんのマークの位置の具合が全然違ったので、ああ俺落ちたのかもなと思ったが、余裕で受かっていた。

あのおじいちゃんは最終的に合格できたのだろうか。

合格までのトータルコスト

当時のコストは不明なので、再調達コストで考えると下記の通り。

  • どこでも宅建士 とらの巻 2,420円
  • 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 1 権利関係 1,650円
  • 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 2 宅建業法 1,650円
  • 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 3 法令上の制限・税・その他 1,980円
  • 受験料 7,000円

参考書だけで7,700円、受験料を含めても14,700円だ。

この水準より低コストで合格する方法は他にないだろう。

宅建(宅地建物取引士)とは?

不動産取引のプロフェッショナル

どんな試験?

都道府県知事からの委任により一般財団法人不動産適正取引推進機構が実施する試験だ。主に民法、借地借家法、宅地建物取引行法などを中心とした法令に関する知識を問われ、問題数は50問。回答方式はマークシートの4肢択一式。毎年10月の第3日曜日に実施される(年1回実施)。

簡単に言うと、不動産取引の専門家として国からお墨付きをもらうための試験だ。

勉強内容としては不動産関係の法律の勉強をする。

俺が受けた当時は「宅地建物取引主任者」という名称であったが、2015年より「宅地建物取引士」に名称が変更された。

「主任者」より「士」の方がカッコいいもんな、弁護「士」みたいな感じで。

ちなみに受験資格はないので、誰でも受験することが可能だ。

どんな人が受けるの?

もちろん不動産業を目指す人が受けるという流れがメインだが、宅建は国家資格の登竜門としてまずは宅建を受けるという人も少なくない。

これまでまともにビジネスの勉強をしてこなかったけど勉強してみたいという人が、簡単すぎず難儀すぎない宅建の合格をスタートラインに設定して、そこから幅を広げるという「ツール」として利用する人が沢山いるのだ。

「人生を変えてみたい、だけど何もできないし何したら良いかわからない!」

という人は、まずは宅建を受けてみてはいかがだろうか。

合格率は?

概ね15%前後である。

合格率の推移は下記サイトを参照されたい。

俺が受験した年は平成17年度で合格率17.3%と、少し合格率が高かったが、点数にかなり余裕を持って合格したので特に恩恵はなかった。

宅建は簡単と言われているが、実際はどうなのか

サーチエンジンで検索すると、宅建は簡単という記事も沢山目にするが、一方で、宅建が簡単というのは嘘という記事もしばしば目にする。

どうしてこれだけ意見にバラツキがあるのだろうか。

これは、宅建の受験資格がない上に、それ程勉強量が多くないため、幅広い層が受験するからだと考えられる。

つまり高学歴で勉強に慣れている人も、人生でほとんど勉強してこなかったような人も受験するので、印象がバラバラなのだ。

定量的な勉強量としては、もし宅建も士業と呼ぶならば士業の試験の中では最も少ないレベルである。つまり、相対的に簡単な試験と言えるだろう。

一方で、全然勉強してこなかった人にしてみれば、かなり難しい試験であろう。但し、そういう人は宅建じゃなくても他の何の勉強やっても難しいだろう。

勉強時間

ちなみに「宅建 勉強時間」でググると、概ね200時間から300時間くらいの勉強時間が示されていることが多い。

信頼度の高い意見として、資格試験予備校のTACでは、少なくとも250時間の勉強が必要との記載がある。

一般的な感覚はこれくらいだと推察される。

これについては、

やり方・目的次第

である。

その後の実務を見据えてみっちり網羅的に勉強したいのであれば、これくらいしっかり時間をかけて勉強したら良いだろう。

ただ「合格」することだけを考えるのであれば、この方法なら100時間もあれば十分だ。

確かに深い知識を得ることも大切かもしれないが、どうせペーパーテストで得た知識なんて大したものではないし、掘り下げた勉強なんて合格した後に実務を通じてやれば良いので、まずは合格することだけを考えたら良いのではないかと思う。

独占業務とは

資格と言っても、国家資格と民間資格があり、宅建は国家資格。

国家資格にも名称独占資格と業務独占資格がある。

宅建は、宅建業法に定める

  1. 重要事項の説明(いわゆる重説)と記名押印
  2. 37条書面(契約書)への記名押印

について「独占業務」である。

簡単に言えば、契約の大切なところは宅建を持ってる人しか関与できないということだ。

また、事務所には5人に1人は宅建を持っていないといけないルールがある。

要は、不動産の取引って権利関係とか複雑で結構難しいから、契約する時に色々気をつけないといけないポイントがあるワケだ。

適当に採用した営業マンに仕事させておいたら、後になって気づかなかったポイントがたくさん出てきて大事故になってふざけんなオイ!ってなるリスクがあるから、一定の割合で専門家を雇わないといけないぞ、ということだ。

そして、その難しい説明をするのは専門家だけしかできないということだ。

将来性

最近は「AIで無くなる職業ランキング」のようなものが発表されて話題になっており、「不動産ブローカー」もリストアップされている。

ただ、結論どの仕事もどうなるかはわからない。

例えばiPhoneがこれだけ市場を圧巻することすら予想もできなかったレベルの我々がどう予測したところであまり意味はないだろう。

AI化の波に飲まれるのは間違いないとしても消えるのは「単純労働」が最初で、「専門職」は少なくともその後だ。

定型化できない部分が多いほどにAI化は難しいものであるから、解釈・判断を業務の中心とする「専門家」になる或いは少なくとも専門的な勉強をしておけば、「僕はなんとなく大学卒業しただけで、何も専門性がありません!」という人よりも間違いなく生き残れる確率は高いだろう。

どうやって勉強するか

最初はみんなそうなので大丈夫!

法律を全く知らなくてもOK

俺が宅建の勉強したのは18歳の頃だった。

学部も法学部でもないから、

「民法って何だ?」

「世の中には他には何法があるんだ・・・?」

という状態からのスタートであった。

友人に勧められて一緒に受験することになったが、特に何もせず気づけばもう9月になっていた。

これは法律とは何ぞやとか考えていたら絶対に間に合わない。

出来るだけ薄いテキスト、薄いテキスト・・・と思っていたら嬉しい厚みのテキストを発見した。


「どこでも宅建士 とらの巻」


これは初学者でも飽きることなく読み進めることが出来た。

細かいことを覚えている余裕はないので、数字の暗記を諦めるどころか、全然わからないまま1周流し読み。

こんなんで大丈夫なのかよ!と思うかもしれないが、これで大丈夫だ。

最初にテキストを使って行うべき大切なことは「全体像を把握する」ということだから。

過去問演習がカギ

勉強をする上でのコツとして最も大切なことは、テキストを理解してから問題を解くのではなく全然わからなくても過去問を何度も何度も解いた方が全然チカラになるということだ。

勉強が苦手な人は本当にコレがわかっていない

例えば野球をやったことがない人が、ボールをバットに当てるために延々とテキストを読みまくらないだろ。

基本を学んだらあとはバットを振りまくるわけだ。

それと同じ。

試験で問われる内容は得てして特定の状況下での判断だったり、幾つかの論点を組み合わせた判断だったりである。

だから、何度テキストを頭から延々と読んでも全然チカラにならないのだ。

だからテキスト学習は全体像を掴むところまでにしておいて、その後はひたすら過去問に徹するべきだ。

ちなみに、俺が使った過去問はコレ。


「出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集  (出る順宅建士シリーズ)」


これをまずは1周。

もちろん1周目は全くわからないはずなので、

問題を読んだ後すぐに解答を見る

そして、どういうロジックなのかを理解して、テキストに戻ってメモしたりして、より深く理解するという作業を繰り返す。

ここが大切なので最も時間を割いてくれ。

そこが点数が伸びるかどうかのポイントだ。

2周目はそれなりに覚えているので、論理的に解答を導けた問題はマルとし、それ以外は全てバツとして正答出来ない問題をあぶり出す。

3周目はバツだった部分のみを見直し。

出来ればその後に予想問題をやるべきだが、俺はそれでもうタイムリミットで試験当日を迎えてしまった。

合格とその後

当時は宅建「主任者」だった

俺は結局期間にして1ヶ月程度、100時間前後の勉強で宅建に合格した。

ヒマな大学生だったから、授業・バイト・インターンの片手間で100時間捻出することはそれ程難儀でもなかった。

まあ忙しめなサラリーマンでも土日に10時間ずつ勉強すれば1ヶ月で80時間捻出できるから、平日も組み合わせればそう難しい話ではないはずだ。

資格の使い道

俺は新卒の頃の就活で不動産ディべロッパーも受けたのだが、最終的に他業種に行くことに決めたので現在に至るまで資格として使ったことはない。

ただ、大手ディベのインターン参加や内定を勝ち取ることもできたし、他業種でも評価されたので、人生のチャンスを増やすことには繋がったと思う。

更なる勉強のベース

難し過ぎず・簡単過ぎずな宅建は、初めて資格にチャレンジするという人にオススメだ。

勉強の仕方が身につくということと、一旦勉強をしておけば、その後不動産関連のニュースや記事を読んだ時にベースがあるのでピンと来る確率も高くなるし、正しく理解できるようになる。

自分の知識の幅が広がるので、今まで見えなかったものも見えるようになる。

また、俺はこの後にもいくつか資格試験を受験したが、FPなどの他の資格でも宅建で学んだ内容が活きてきたりもする。

このように、直接不動産業に関わらない人であっても広く有用な効果をもたらす試験であるので、人生を変える第一歩として目指してみたらいかがだろうか。

↓FP試験についてはこちら

1級FP技能士・CFPは簡単!独学でラクラク合格する方法

山田さん
鉄拳なら知ってるんだけどなぁ〜
パイセン
あれっ、山田っていくつだったっけ??
山田さん
やめてー




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